お知らせ
2.282014
国家資格取得方法見直しへの緊急要望
高介士発第37号
平成26年2月26日
厚生労働大臣
田 村 憲 久 様
高知県介護福祉士会
会長 佐井 健二
介護福祉士の資格取得方法見直しの施行延期等についての緊急要望
介護福祉士国家資格の取得方法の見直しの突然の発表に大変驚きととにに、見直しを実施する意味はどのようなものか。見直し理由の1年見直しによりどの程度の人材確保が出来るのでしょうか。また、この見直しに関してどの程度の意見反映で至ったのかなど様々な思いがございます。
1987年(昭和62年)に国家資格である介護福祉士の制度化されましたが、加速する超高齢社会に向け、「質より量」の介護福祉士養成がなされてきた部分も感じ職能団体として専門職としての資質向上に努めてまいりました。約20年をかけ、介護福祉士の登録者数も述べ118万人となりました。平成19年の社会福祉士及び介護福祉士の一部改正により、資格取得方法の見直しを行い、養成校卒業時の国家試験の義務付けや実務経験3年での受験容認から実務者研修(450時間)が受験要件となりました。介護福祉士の資格取得一元化は、介護のプロである介護福祉士の質が担保されるとともに介護福祉士の社会的評価及び経済的評価に繋がると思います。惹いては介護人材確保にも大きく貢献できるものと考えます。
今回の見直しの報道により、現場の介護福祉士、介護福祉士を目指そうとする者、ご利用者、ご家族など介護福祉士制度に不安と混乱が生じています。現場の介護福祉士は、常にご利用者である高齢者や障がい者、そしてご家族と向き合いプライドを持って接しています。私達も今まで以上に国家資格である介護福祉士として日々研鑽を行っていく決意でありますが、そのためにも国として介護福祉士の社会的信用の低下するような見送りを容認しないで頂きたいです。以上の思いで高知県介護福祉士会としては、資格取得の一元化の先送りに断固反対いたします。